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【レポート】2019/02/24亀井神社 天神梅まつり「早春に歌う」

レポート

梅とツバキの花咲く亀井神社で2月24日に「天神梅まつり」が開かれました。
肌寒く、途中で小雨のぱらつく天気の中、「早春に歌う」と題した奉納行事が行われました。

撮影・編集:坂本光三郎

合唱を奉納したのは、延岡高校第22回卒業生を中心に結成された男声合唱団「22Boys(ニーニーボーイズ)」と女性のサポートメンバーの計13人です。
「上を向いて歩こう」「翼をください」など広く親しまれている曲と、延岡高等女学校の校歌を歌いました。
延岡高等女学校校歌は、北原白秋作詞、山田耕筰作曲で昭和14年に誕生しました。誕生から今年でちょうど80年ですが、この間に女学生たちが学校で歌ったのはわずか5年でした。
太平洋戦争末期の延岡大空襲で校舎焼失。それからさらに3年後の学制改革で女学校自体が廃止されてしまいました。
現在も女学校の同窓会では歌い続けられています。天神梅まつりには女学校出身の方々が来られ、母校の校歌を合唱団と一緒に懐かしそうに歌っていました。

宮崎県立延岡高等女学校 校歌
作詞 北原白秋
作曲 山田耕筰

一、
藤浪の 春にあひて
開くもの 花のみかは
少女子は 姿ともに
心ばえやさし つつまし
匂へよ 下り藤
紫の 霞引きて
延岡高女 延岡高女
紫の 霞引きて

二、
五箇瀬川 ながれ清く
今に澄む 月の光
曇りなき 真かくぞ
白玉の ま玉磨かむ
響けよ 水の瀬に
まさやけき 玉の白玉
延岡高女 延岡高女
まさやけき 玉の白玉

延岡高校敷地内の石碑より引用

撮影・編集:坂本光三郎

続いて歌を奉納したのは、ジャズボーカリストでユーフォニアム奏者の香月保乃さん。
2018年5月の亀井神社天神まつりで素晴らしい歌声を披露してくださいましたが、今回は英語で「イマジン」と「星に願いを」、ジブリ映画「天空の城ラピュタ」から「君をのせて」を歌いました。
歌の前に歌詞の日本語訳を俳優・声優の池田知聡さんが朗読。
香月さんの伸びやかで柔らかな歌声が神社の自然の中に響き渡りました。

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書いた人:坂本光三郎

坂本光三郎

宮崎県延岡市出身・在住。1983年、早稲田大学を卒業し、延岡市の夕刊デイリー新聞社に入社。編集部記者として、文化・歴史・福祉を担当。小・中学校の平和学習講師も務めている。現在、夕刊デイリー新聞社取締役(編集担当)。FMのべおか局長。

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